未加入問題の推進体制
多様な手段による周知・啓発により、建設企業、技能労働者などの社会保険加入についての理解を深めるために推進体制が既に敷かれつつある。
ここでは、その体制についてご説明いたします。
○取組を着実に推進するため、社会保険未加入対策を行政・元請・下請が一体となって継続的に実施する「保険未加入対策推進協議会」を設立
○ 各団体の取組を共有し、継続的にフォローを行う
○ 効果的な取組を共有、周知啓発の取組方針等を議論
実際に現場では以下のように行われます。
①営業所での取組
許可・更新申請時
・保険加入のチェック・指導
経審申請時
・保険加入のチェック・評価・指導
・保険加入に関する立入検査・指導
・未加入の場合の監督処分
②工事現場での取組
・発注者は、下請け業者へ法定福利費の適正な考慮を行う
・建設企業(元請)は、施工体制台帳等を活用してチェック・指導を行う
・建設企業(下請)は、再下請通知書等を活用してチェック・指導を行う
さらに上記の企業は、未加入企業を見つけた場合に国土交通省・都道府県・駆け込みホットライン等に通報する。
これらの推進の核となる団体は、以下の通りです。
・建設業担当部局(国交省、地方は都道府県も参加)
・社会保険担当部局(厚労省、日本年金機構)
・建設業団体、関係団体、労働者団体
・学識経験者
また、上記団体は以下の取り組みを進めていきます。
・参加団体等を通じた建設企業及び労働者に対する周知・啓発の推進
・参加団体ごとの社会保険加入状況の定期的把握
・各参加団体による取組のとりまとめと定期的フォローアップ
・加入促進に向けた効果的な取組の共有
・構成員間の意見交換
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