静岡の方より会社設立に関するご相談
2024年04月03日
Q:税理士の先生、未成年ですが会社設立を目指しています。注意点などあれば教えていただけますか。(静岡)
はじめまして。私は静岡の高校に通う16歳の女子高校生です。小学生の頃から友人と一緒にケーキやマドレーヌなどのスイーツ作りを続けており、数年前から静岡の地域のお祭りなどで販売するようになりました。静岡ならではの特産物を積極的に使用し、見た目にも静岡らしさを感じられるよう工夫して作製しており、好評をいただいています。
そこで、「若い感性を活かした独創的なスイーツの開発と販売」を理念として会社設立し、地元静岡の中高生と協力しながらスイーツを作製し、オンラインで販売していきたいと考えています。
税理士の先生、未成年である私たちが会社設立するにあたって、注意すべき点などがあればアドバイスを頂けないでしょうか。よろしくお願いします。(静岡)
A:未成年者が会社設立する場合、通常の会社設立よりも複雑な手続きになる可能性があります。
現在、会社経営についてのルールを定めた会社法において、会社設立できる年齢に制限はありません。それゆえ、静岡のご相談者様のように未成年者でも会社設立は可能です。ただ、未成年者が会社設立する際は注意すべき点がいくつかありますのでご説明いたします。
会社設立にはまずご相談者様が発起人となり、定款の作成や資本金の出資など、会社設立のためのさまざまな手続きを行います。なお実際に会社を運営していくのは取締役であり、発起人とは役目が異なります。発起人も取締役も、未成年者が行う場合は親権者(法定代理人)の同意が必要ですのでご注意ください。
そして株式会社として会社設立する際は、公証役場で定款認証を受ける必要があります。この時に必要となるのが印鑑登録証明書ですが、実は15歳未満の人は印鑑登録することができません。
ご相談者様は16歳とのことですので問題ないかと思いますが、念のためご説明いたしますと、15歳未満の人が発起人として会社設立する場合は、法定代理人である親権者が印鑑登録証明書を提出し、定款には親権者が押印することになります。
以上のように、未成年者の方が会社設立を行う場合は手続きが複雑となる可能性もありますので、まずは会社設立についての専門家に相談されるとよいでしょう。
静岡の皆様、静岡会社設立経営サポート.comでは未成年者の会社設立も応援いたします。会社設立に必要な書類の準備、助成金や補助金についてのサポート、そのほか会社設立にあたって生じたさまざまな疑問やお困りごとに丁寧に対応させていただきます。静岡で会社設立をお考えの方はどうぞお気軽に、静岡会社設立経営サポート.comの初回無料相談をご利用ください。