助成金が活用されない、受給されない理由
(1)助成金が活用されない理由
- あまりよく知られていない
- 種類が多く、専門用語だらけでよくわからない
- 日常業務に追われ手続を専門に行える者がいない
- 提出書類が多くて面倒くさい
- どこに相談や問い合わせをしていいか分からない など
一方で、ニーズが高まり、多くの事業所で申請するようになると
- 相談窓口が混雑しなかなか聞くことができない
- 申請窓口担当者の人数が限定されているため、訪問しても長時間待ち
- 制度そのものの見直しがあったり、支給要件が頻繁に変わる
というように上手に助成金と付き合うのは意外と大変です。
(2)頑張って申請しても、もらえないケース
国の施策に協力して、労働者のためになることをしても、会社として当然守るべき基本的なルールが守られていないと助成金がもらえないケースがあります。
事前にしっかりチェックしましょう。
- 法定帳簿(賃金台帳、労働者名簿、出勤簿、就業規則等)が整っていない
- 会社が雇用保険に加入していない、助成金の対象となる労働者が雇用保険に加入していない
- 2年間を超えて労働保険料を滞納している
- 申請期限を守っていない
- 同様の目的で他の助成金を受給している
- 事前に計画の作成、提出が必要な助成金の場合において、その手続きを行っていない
【中小企業要件】
資本金 | 従業員数 | |
小売業(飲食業含む) | 5,000万円以下 | 50人以下 |
卸売業 | 1億円以下 | 100人以下 |
サービス業 | 5,000万円以下 | 100人以下 |
その他業種 | 3億円以下 | 300人以下 |
※資本金・従業員数のどちらかを満たしていれば中小企業