会社設立は一般の方がご自身で対応することも可能です。しかしながら、数多くの書類作成を要するうえ、専門的な知識を求められる場面も少なくありません。
会社設立を専門家に依頼することによって、書類作成の手間を省けるという利点がありますが、それ以上の大きなメリットとして、専門家による内容の確認が入ることにより、より安心と確実性が高くなるという点が挙げられるでしょう。
こちらでは、会社設立を専門家に依頼することによって得られるメリットをご紹介いたします。
専門家の確かな目による検証
会社を設立する際、一番重要なのは定款作成です。この内容を良く理解して作成しないと、後々不都合が起きることがあります。将来起こりうるあらゆるケースを想定して作成することが非常に重要といえます。
すでに作成された定款の雛形を利用し、会社名だけご自身のものに変更する、という作成方法はおすすめできません。定款の作成をおろそかにしてしまうと、ご自身の会社にもかかわらず、運営が思うようにいかない、仕事がしにくい会社になってしまうという状況に陥ることも十分に考えられるのです。
会社設立の専門家と共に、事業プランや今後の展望について十分に検討することで、ご自身が目指す事業運営に即したオリジナルの定款を実現できるでしょう。
専門家に依頼することは、適切なアドバイスを受け、プロの確かな目で確認・検証してもらうことが目的といえます。
コストの削減
作成した定款は、公証役場にて認証してもらう手続きが必要です。一般の方が定款認証を行う場合は、定款認証手数料に加えて、4万円の印紙税が発生します。それに対し、専門家は電子定款認証を行うことによって印紙税の4万円が不要となりますので、コストカットの面でも有利です。紙で作成した定款を認証してもらう場合に比べて時間的な削減ができるだけでなく、印紙代の4万円を削減し、コストの面でのメリットを享受することができます。
一般の方でも環境を整えれば電子定款認証を行うこともできますが、環境を整えるためには10万円弱もの費用がかかると言われています。それゆえ、はじめから手続きに精通し環境の整っている専門家に依頼した方が得策といえるでしょう。
時間と労力の削減
ご自身で定款の作成から認証の手続きまですべて行うには、ある程度の勉強と資料集め、そして実際に手続きする時間と労力がどうしてもかかってしまいます。時間と労力がかかることが、ご自分で会社設立するデメリットといえます。
会社設立に向けて、ある程度時間の余裕をもって準備できるのであればよいかもしれませんが、よりスピーディーに会社設立を実現したい、かける必要のない時間や労力はできる限りカットしたいとお考えの方は、はじめから専門家に依頼したほうがスムーズに開業できるでしょう。
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