人材確保等支援助成金とは、労働環境の向上を図る事業主に対して支給される助成金で、魅力的な雇用創出を図ることによって、人材の確保や定着を目指しています。人材がなかなか集まらない、または人材が定着しない企業の、設備や機器の導入、体制づくりの取り組みを支援するために支給されます。
ほとんどの場合、定められた要件を満たせば受給できますが、これまで大幅な制度改正によるコースの廃止や新設がありましたので、最新情報をよく確認することが大切です。
人材確保等支援助成金のコースとは
人材確保等支援助成金には複数のコースが設置されています。各コースによって支給金額や支給要件が異なりますので、それぞれの特徴を確認し、ご自身の事業に見合ったコースを選択しましょう。2024年現在の情報は以下のとおりです。
主なコース
- 雇用管理制度助成コース(2022年4月より受付休止中)
- 中小企業団体助成コース
- 人事評価改善等助成コース(2024年4月1日より整備計画の受付を再開)
- 建設キャリアアップシステム等普及促進コース
- 若年者及び女性に魅力ある職場づくり事業コース(建設分野)
- 作業員宿舎等設置助成コース(建設分野)
- 外国人労働者就労環境整備助成コース
- テレワークコース(2021年4月1日に新設)
- 介護福祉機器助成コース(2024年3月31日に廃止)
上記のとおり、2024年3月31日に廃止されてしまったものや、2022年4月より受付を休止し、2024年現在でも引き続き休止のままとなっているものもあります。今後も改正される可能性が十分考えられますのでご注意ください。